4歳の息子が描いた怪獣を、Runwayで動かしてみせられる夜
たとえば、こんな夜
4歳前後の子どもがいる家庭では、保育園から毎日のように絵を持ち帰ってきます。クレヨンで描かれた家族の絵、誕生日ケーキの絵、よく分からない丸い生き物の絵。可愛いのですが、半年もすると引き出しがパンパンになって、「これ、どうしようね」と困り顔で見つめ合う場面があります。捨てるのは惜しい、でも全部取っておくと家が紙だらけになる、という夜があります。
こんなふうに使える
Runway という動画生成AIに1枚の絵をアップロードすると、5秒だけ動く動画にできます。子供が描いた絵を1枚スキャンするだけで、5秒の「動く絵」にできます。描いた絵を額に飾る代わりに、「動く絵」として残しておくことができます。
想像してみると
保育園の自由帳に描かれた、目が4つある緑の怪獣を想像してみます。クレヨンが太くてグニャグニャの線。机の上に置いて明るい場所で真上からスマホで1枚撮ってみると、Runway にそのままアップロードできます。Image to Video を選んで、Gen-4 Turbo モデルにして、「Monster waving arms, walking forward, cute movement」と英語で短めにプロンプトを打ち込んでみる夜があります。数分待つと、クレヨンで描かれた怪獣が、4つの目をギロギロさせて、太い腕をぶんぶん振って、こっちに向かってのっそり歩いてくる5秒の動画が流れます。怪獣のフォルムは元の絵のままなのに、生きている。クレヨンの太い線も、紙の質感も、ほぼそのまま動いている、というアウトプットになります。翌朝、朝ごはんの後にスマホを子どもに見せて「これ、〇〇くんが昨日描いた怪獣だよ」と再生すると、画面の前で固まって「ぼくのが、うごいてる」とつぶやく、というような朝が流れます。
この記事でできること
保育園の自由帳に描かれた、目が4つある緑の怪獣。クレヨンが太くてグニャグニャの線。それを Runway で5秒だけ動かすと、子どもが画面の前で固まる、というような反応が引き出せます。
- 子供が描いた絵を1枚スキャンするだけで、5秒の「動く絵」になります
- 子供本人に見せたときの反応が、想像の3倍くらい大きいことがあります
- 描いた絵を額に飾る代わりに、「動く絵」として残せます
使うもの: Runway(Free枠の125クレジットでOK、Gen-4 Turbo 5秒動画 約6本) かかる時間: 約10分 必要なスキル: スマホで絵を撮影できればOK
手順:怪獣の絵をスキャンするだけ
ステップ1:絵をスマホで撮影
子どもが今週描いた中で一番気に入っている1枚を選びます。机の上に置いて、明るい場所で真上からスマホで1枚。ちょっと斜めでも大丈夫です。
ステップ2:Runwayにアップロードして指示を出す
Runwayに無料登録(Googleアカウントで秒で完了)して、「Image to Video」を選択。Gen-4 Turboモデルにして、絵をアップロード。プロンプトは「Monster waving arms, walking forward, cute movement」と英語で短めに。
Gen-4 Turbo は Gen-4 の約7倍速・約1/5のクレジット消費で、Free枠の125クレジット 1回付与でも5秒動画が約6本試せると公式ページに書かれています。1本失敗しても残り5本ある計算で、少し気が楽です。
ステップ3:3分待って、動画完成
数分待つと、動画ができます。クレヨンで描かれた怪獣が、4つの目をギロギロさせて、太い腕をぶんぶん振って、こっちに向かってのっそり歩いてくる5秒の動画、というイメージです。
怪獣のフォルムはちゃんと元の絵のままなのに、生きている。クレヨンの太い線も、紙の質感も、ほぼそのまま動いている、というアウトプットになります。
つまずきやすいポイント
最初に「Monster fighting another monster」みたいに欲張ると、登場人物が増えて元の絵から離れすぎます。Gen-4 Turbo の良さは「1枚の参照画像からの一貫性維持」だとWikiにも書かれていて、絵を大きく変える指示よりも「絵の中の動き」を指示する方が、子どもの絵らしさが保たれます。
2本目以降は「Original monster moving, same drawing style, crayon texture preserved」みたいに「元の絵のまま動かす」を意識した指示にすると、ぐっと安定します。
解決の方向性:絵を変えようとしないこと
子供の絵を動画にするときのルールは、3本目くらいで固まります。
- 絵の中のキャラクターを増やさない(元の絵に1体なら1体のまま)
- 動きは「歩く」「手を振る」「ジャンプする」のうち1つだけに絞る
- クレヨンや色鉛筆の質感をプロンプトで明示する
このルールにすると、子どもの絵のまま動いてくれます。
学び・気づき:本人に見せた瞬間が、いちばん効く
ここで一番大事なのは、子どもが「自分の絵が、本物の世界で動いた」と感じる瞬間です。ベンチマークでも何でもなくて、本人が誇らしげに笑う、それだけのことです。
「もう一回見せて」と何度かリピートして、最後は「もうかい、つくって」とリクエストが来る、というような流れが想像できます。
絵を全部取っておくのは大変だけど、お気に入りの数枚を「動く絵」にして残せば、紙のアルバムよりずっと記憶に残る、というのはありえそうな効用があります。
次に試したい
- 保育園のお絵かき帳、月1で1枚動かす: 月末の儀式にして、子どもと一緒に選ぶ
- 家族にも見せる: 「AIで動かすの?」と懐疑的な相手にも、子どもの反応とセットで見せると説得力が出る
- 祖父母に送る: 実家のテレビで再生すると、たぶん喜ばれる
注意しておきたいこと
- Free枠の動画にはRunwayのウォーターマークが入ります。家族で見る分には気になりませんが、SNSにアップしたい場合はStandardプラン($15/月、商用利用可・ウォーターマーク削除)が必要です — Source: runwayml.com/pricing
- 子供が描いた絵以外(市販のキャラクター、アニメの絵など)を素材にすると著作権の問題が出る可能性があります。完全に子供のオリジナルの絵だけにしておくのが安心です
- 出来上がった動画は、必ず本人の許可を取ってからSNSなどに公開してください。子供本人の顔は写っていなくても、その子の絵そのものは個人情報に近いものとして扱いたいです