4歳の娘と「魔法使いごっこ」をAI音声で遊ぶ土曜の午後

たとえば、こんな土曜

雨が降って外に出られない土曜の午後、4歳の子が「魔法使いごっこやろう!」とやってきます。最初は楽しく相手をしていても、おじいさんの声、魔女の声、妖精の声、動物の声、と要求がどんどん増えていく時間があります。喉も声色のレパートリーも限界に近づいていきます。

こんなふうに使える

ElevenLabsの「Voice Library」から無料で使える既製のキャラ声を選んで遊べます。セリフを書いて読み上げてもらうだけなので、声真似をする必要がありません。「次は○○の声で言って!」と子の側からリクエストが来るようになり、遊び方が能動的になります。

想像してみると

タブレットを子と一緒に見ながら、「やさしいおじいさんっぽい声」「明るい妖精の声」「低くて怪しげな魔法使いの声」のサンプルを再生してみせる。「これがいい!」と指差した3つに決まったら、子が「魔法使いさん、どうやったら大きくなれるの?」と話しかけてくる横で、「ふむふむ、毎日ごはんを残さず食べることじゃ」と打ち込んでみる。10秒ほどで音声が生成されて、低い魔法使いの声で再生されます。子が画面に向かって「えー!ピーマンも食べないとダメ?」と返してくる、そんな30分が流れます。

この記事でできること

雨の土曜日、家にいる4歳の子と何して遊ぼうかと悩むことがあります。ElevenLabsで「魔法使いの声」「やさしいおじいさんの声」「小さい妖精の声」を作って、書いたセリフを読み上げてもらいながらごっこ遊びができます。普段の遊びの幅がちょっと広がります。

  • ElevenLabsの「Voice Library」から無料で使える既製のキャラ声を選んで遊べます
  • セリフを書いて読み上げてもらうだけなので、自分が声真似をする必要がありません
  • 「次は○○の声で言って!」と娘がリクエストしてくる側になり、遊び方が能動的になります

使うもの: ElevenLabs Starterプラン($5/月) もしくは Free版 かかる時間: 準備5分 + 遊びは30分くらい 必要なスキル: スマホで文字を打って音声を再生できればOK

こんな場面で活きる

ごっこ遊びの相手は楽しい時間でもある一方、声色のレパートリーを使い尽くしてしまう日があります。喉も気力も底をついて、それでも子は「次はネコ!」「今度はおばあさん!」と止まらない、という温度感です。

ElevenLabs(イレブンラボ、音声合成AI)のVoice Library(プロのナレーターやキャラクター声の既製ライブラリ)には「老人」「魔法使い風」「子ども風」のようなタグの声が並んでいて、ごっこ遊びの分担相手として使えます。

手順:声を3つ選んで娘とロールプレイ

ステップ1:子に「どんな声がいい?」と聞く

ElevenLabsのVoice Libraryには英語声が中心ですが、Multilingual v2モデルを使えば日本語でも自然に読み上げてくれます(Source: ElevenLabs Models)。

タブレットの画面を子と一緒に見ながら、声のサンプルを再生してみせます。

  • やさしいおじいさんっぽい声
  • 子どもみたいな明るい声(妖精役)
  • 低くて怪しげな声(魔法使い役)

「これがいい!」と指差した3つに決めます。

ステップ2:セリフを打って読み上げてもらう

「ねえ、魔法使いさん、どうやったら大きくなれるの?」と話しかけてくる場面では、管理画面に「ふむふむ、大きくなりたいのか…それはな、毎日ごはんを残さず食べることじゃ」と打ち込んで、低い魔法使いの声で再生します。

10秒くらいで音声が生成されて、スピーカーから流れます。「えー!ピーマンも食べないとダメ?」と返してくる横で、今度は別の妖精声で「ピーマンを食べたら羽が生えるよ!」と打って再生。

子がスマホ越しの「キャラクター」に話しかけて、こちらは黒子としてセリフを書いている、という構図が成立します。普通のごっこ遊びでは出てこない集中の仕方が生まれます。

ステップ3:飽きたら終わる

30分くらいで集中が切れて「ごはんー!」となったら、そこでおしまい。途中で「次はネコの声がいい!」とリクエストが増えたら、Voice Libraryから「猫っぽい声」を追加で1つ選んで遊びを続ければ十分です。

つまずきやすい点

英語のキャラ声で日本語を読ませると、ちょっと外国人ぽいイントネーションになります。「魔法使いの英語訛り、変じゃない?」と笑い話として成立する場面もありますが、自然な日本語にしたいときは「Japanese」タグがついた声か、Multilingual v2に対応した声を選んだほうが落ち着きます(Source: ElevenLabs Models)。

もう一つ、Free版のままで使っていると、生成のたびに「ElevenLabs」のクレジット表示が出るのと、月10,000文字の上限があってすぐに足りなくなりがちです(Source: ElevenLabs Pricing)。Starter($5/月)に上げると、月30,000文字使えるようになり、週末の遊び用としては十分な分量になります。

解決のコツ:「キャラクターの名前」をつけてあげる

途中から、3つの声にちゃんと名前をつけるとさらに遊びが安定します。

  • 魔法使いの声 → 「ジジさん」
  • 妖精の声 → 「キラちゃん」
  • ネコの声 → 「ミケじいさん」

名前があると、「ジジさーん、おねがーい!」と呼びかける形になり、遊びの世界観が安定します。「次はジジさんに聞いて!」と子の方からリクエストが来るようになるので、こちらは黒子としてセリフを書く時間に集中できます。

ポイント:声優ごっこを「分担」にできる

ごっこ遊びで疲れる原因は、相手をする側が「役を演じる」プレッシャーを抱え続けること。AI音声に演じる部分を任せて、こちらは脚本だけ担当する分担にすれば、長時間でも楽しく遊べます。

子どもにとっては「パパが声真似をしている」のではなく「画面の中のキャラクターと話している」という体験になります。声優ごっこの世界観としては、こちらのほうがしっくりくる場面もありそうです。

注意しておきたいこと

  • 既製のVoice Libraryから声を選ぶ場合、商用利用にはStarter($5/月)以上が必要です。家庭内の遊びならFreeでも使えますが、月10,000文字の制限があります(Source: ElevenLabs Pricing)
  • 「アニメキャラの声」「有名声優の声」を勝手にクローンして使うのは利用規約違反かつ著作権上のリスクがあります(Source: ElevenLabs Voice Cloning)。あくまでオリジナルキャラとして遊ぶのが安全です
  • スマホやスピーカーの音量は控えめに。長時間連続で使うと子どもの集中も切れやすいので、30分程度で区切るのがちょうどよい目安になります

使ったツール

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