飼い猫のためのカントリーソングをSunoで作ると、家の中が少し明るくなる
たとえば、こんな夕方
ペットに話しかける癖がある人なら、「この子のテーマソング」みたいなものを心の中で勝手に作ったことがあるかもしれません。のんびりした性格の猫だと、休日には窓際で日向ぼっこを2〜3時間続けたりします。アクティブな曲調よりも、夕方のキッチンでコーヒーを淹れているときに流れていそうな曲が似合う、と感じる夕方があります。
こんなふうに使える
Sunoという音楽生成AIに、ペットの性格と日常の癖を歌詞として渡すと、その子のためのテーマソングを作れます。カントリーやフォークなど、ペットの雰囲気に合うジャンルを指定できます。家で流していると、ペットの存在をもう一度かわいいと思える時間が生まれます。
想像してみると
「白黒のキジ猫、5歳、窓際の椅子がお気に入り、焼きカツオ味のちゅーるで飛んでくる」――そんなメモをもとに、歌詞を組み立てます。スタイル欄に「Country folk, acoustic guitar, banjo, warm male vocals」と打ち込んでみる。1〜2分でアコギとバンジョーの効いた、夕方の縁側で流れていそうな1曲が流れます。
完成した曲を家で流していると、不思議なことにペットも少し反応することがあります。スピーカーの近くに来て、首をかしげるような仕草が見えます。仕事から帰ってきて玄関で猫を見つけたときに、自分の中で勝手にあの曲のサビが流れる、という日常の変化があります。日常の一場面に、自分専用のBGMができたような感覚があります。
この記事でできること
- ペットの性格と日常の癖を歌詞にすると、その子のためのテーマソングができる
- カントリーやフォークなど、ペットの雰囲気に合うジャンルを指定できる
- 家で流していると、ペットの存在をもう一度かわいいと思えるようになる
使うもの: Suno(無料プランで試せます) かかる時間: 約20分 必要なスキル: スマホで文字入力ができればOK
Sunoとは
Suno(スノ)は、文章を入力すると曲が出てくるAIサービスです。歌詞を自分で書いてもいいし、テーマだけ伝えてAIに歌詞を書かせることもできます。
無料プラン(Free)でも1日10曲くらいは作れます。Sunoの公式利用規約によれば、無料プランで作った曲は非商用利用に限られています。家の中で流したり、家族や友人にスマホで聴かせる分には何の問題もありません。SNSに「テーマソング作った」と投稿する個人利用の範囲も、おそらく非商用利用の解釈に入ると考えていいですが、収益化されたチャンネルに使う場合はProプラン以上が必要です。
歌詞の作り方
ステップ1:ペットの「いつもの動作」をメモする
歌詞を書く前に、ペットがよくやっている動作や、性格を5〜10個ほどメモにしてみます。
- 名前(家での呼び名)
- 体の特徴(白いとか、しっぽが短いとか)
- いつもの居場所
- 好きな食べ物・おもちゃ
- 飼い主に向けてしてくる仕草
- 飼い主が伝えたい気持ち
たとえばこんなふうに書きます。
名前:マル(白黒のキジ猫、5歳)
よくいる場所:窓際の椅子
好きな食べ物:ちゅーる、特に焼きカツオ味
癖:帰宅すると玄関でゴロンと寝転がる
伝えたい:いつもありがとう、長生きしてね
ステップ2:Sunoの「Custom Mode」で歌詞を書く
suno.com にログインして「Create」を押し、「Custom」スイッチをオンにします。
歌詞欄にはこんなふうに書きます。
[Verse]
窓際の椅子が お気に入り
あくびをして 日向で丸まる
名前は マル 白と黒のしっぽ
焼きカツオの缶で 飛んできてくれる
[Chorus]
おかえり マル
今日もここで会えた
おかえり マル
ぐるぐるぐる うれしいよ
[Verse]
玄関で寝転がって 待っていた
靴下を蹴っ飛ばして 抱きついてくる
何でもない一日が 君のおかげで
あたたかい家になっていく
ステップ3:スタイル欄にカントリーの指示を入れる
「Style of Music」の欄に、雰囲気を英語で書きます。カントリー調にしたいときは、こんな指定がおすすめです。
Country folk, acoustic guitar, banjo, warm male vocals, mid-tempo, sunny afternoon, slide guitar, Japanese lyrics with country style
「banjo(バンジョー)」や「slide guitar(スライドギター)」というキーワードを入れると、カントリーらしい音色になりやすい印象があります。明るく軽快な雰囲気が欲しいなら「mid-tempo」「sunny」を、もっとしっとりした夕方の雰囲気にしたいなら「slow tempo」「golden hour」と書き換えます。
ステップ4:生成して、お気に入りを選ぶ
ボタンを押すと1〜2分で2曲が生成されます。同じ歌詞でも、ギター中心のものとバンジョー中心のもの、ボーカルの男女が違うものなど、雰囲気の異なる2バリエーションが出てきます。
最初の生成で男性ボーカルが渋すぎて猫の雰囲気と合わなかった場合は、warm male vocals を gentle female vocals に書き換えて生成し直すと、雰囲気が変わります。
試すと気づくこと
完成した曲を家で流していると、不思議なことにペットも少し反応することがあります。スピーカーの近くに来て、首をかしげるような仕草を見せる。これはたぶん偶然ですが、飼い主としては勝手に嬉しくなる現象があります。
それから、自分自身の気持ちも変わってくるかもしれません。仕事から帰ってきて、玄関で猫を見つけたときに、自分の中で勝手にあの曲のサビが流れる。「おかえり マル」のところです。日常の一場面に、自分専用のBGMができたような感覚があります。
注意点
歌詞にペットの本名を入れて、SNSで顔写真と一緒に投稿する場合、住所が特定されないように背景には気をつけたほうがいいです。ペット狙いの犯罪は実際にあります。
それから、Sunoは時々、こちらが意図しない単語を歌詞に勝手に追加することがあります。気に入った曲が出てきたら、歌詞通りに歌われているか一度確認してください。
「この子の曲」がある暮らし
ペットを飼っていると、「この子は何を考えているんだろう」「自分が見ていないときは何をしているんだろう」と想像する時間が多くなります。テーマソングは、その想像を音の形にしてくれる仕組みのようなものです。
カントリーじゃなくても、ジャズでも、レゲエでも、ペットの雰囲気に合いそうなジャンルを試せます。歌詞も、最初は気取らずに「この子は窓際が好き」みたいなことから書き始めるだけで、ちゃんと曲になります。
Sunoで作ったテーマソングは、ペットがそばにいる時間を少しだけ豊かにしてくれます。たぶん、ペット自身よりも、飼い主のほうがその恩恵を受けます。