推しの誕生日にシティポップを贈ろうと思ったら、Sunoで作れる

たとえば、こんな夜

推しの誕生日が近づくたびに、毎年同じような悩みが浮かびます。トレカもアクスタも、もう何回も渡しました。SNSのお祝い投稿も、毎年同じような文面になってしまいます。「今年は、何か違うことをしてあげたい」という気持ちだけが残る夜があります。

こんなふうに使える

Sunoという音楽生成AIに、推しの名前と推しっぽい雰囲気を伝えるだけで、その推しに似合う1曲を作れます。シティポップ・ボサノバ・ロックなど、推しのイメージに合わせて雰囲気を変えられます。推しに似たもう一人の自分が歌っているような感覚で、SNS投稿や同担さんへのプレゼントとして使えます。

想像してみると

推しのSNSをスクロールしているうちに、夜のドライブ風の写真や、80年代風のレトロな自撮りが多いことに気づきます。推しのプレイリストに山下達郎や竹内まりやが入っているのを見て、「これはシティポップだな」と思い至る瞬間があります。

メモアプリに推しの情報を整理して、Sunoのスタイル欄に「City pop, 80s Japanese, smooth bass」と打ち込んでみる。1〜2分で、電子ピアノとベースが効いた、80年代の喫茶店で流れていそうな1曲が流れます。「推しはこんな曲を歌うのが似合うかもしれない」と勝手に想像が広がります。

推しの誕生日は、本人に届くかどうか分からない一方通行のお祝いです。だからこそ、「推しが好きそうな世界観」に自分から寄せていく祝い方が、推し活らしい時間になるかもしれません。

この記事でできること

  • 推しの名前と推しっぽい雰囲気を伝えるだけで、その推しに似合う1曲ができる
  • シティポップ・ボサノバ・ロックなど、推しのイメージに合わせて雰囲気を変えられる
  • 推しに似たもう一人の自分が歌っているような感覚で、SNS投稿や同担さんへのプレゼント感覚で使える

使うもの: Suno(無料プランで試せる) かかる時間: 約20〜30分 必要なスキル: スマホかパソコンで文字が入力できればOK

Sunoとは

Suno(スノ)は、文章を入力すると曲を作ってくれるAIサービスです。歌詞をそのまま入れることもできますし、テーマを伝えてAIに歌詞ごと書かせることもできます。

無料プラン(Free)でも1日に10曲ほど生成できるので、誕生日ソング1曲を作るだけなら十分です。ただし無料プランで作った曲は、公式の利用規約によると非商用利用に限られます。SNSで「作りました」と動画にして投稿する分には個人利用の範囲ですが、収益化されているYouTubeチャンネルなどには使えない点だけ気をつけてください。本気で配信したい場合はProプラン(月額約$10)以上が必要です。

やり方

ステップ1:推しのイメージをメモにする

Sunoを開く前に、5分だけ手元のメモアプリで推しの情報を整理します。

  • 推しの名前(曲では「あなた」と置き換えてもOK)
  • 推しの代表色やイメージカラー
  • 推しのMC・配信で口にしがちな言葉
  • 推しのソロ曲や好きそうな曲のジャンル
  • 推しに伝えたいひとこと

たとえばこんなふうにメモします。

推し名:◯◯くん
イメージカラー:青と銀
口癖:「最後まで一緒に行こうね」
好きそうなジャンル:シティポップ、ネオソウル
伝えたい:今年も推せて幸せだった、来年も応援している

ステップ2:Sunoの「Custom Mode」で歌詞を書く

suno.com にGoogleアカウントなどでログインしたら、画面上部の「Create」を押します。右上の「Custom」というスイッチをオンにすると、歌詞と曲スタイルを自分で指定できる画面に切り替わります。

歌詞欄にはこんなふうに書きます。推しの本名を直接歌詞にしないのが、後でSNSに上げる場合の最低限のマナーになります。

[Verse]
夜の高速 銀色のライト
あなたの笑顔が 月より明るい
何度生まれ変わっても 推し続けたい

[Chorus]
Happy Birthday to you
今年も一緒に歩けて良かった
Happy Birthday to you
来年の今日も 隣で笑ってて

歌詞の中の [Verse] [Chorus] というタグは、Sunoに曲の構成を伝えるための合図です。これを書いておくと、Aメロとサビの区別がはっきりした曲になります。

ステップ3:スタイル欄に「シティポップ」を指定する

「Style of Music」という欄に、曲の雰囲気を英語で入れます。日本語でも通じますが、英語のほうが意図が伝わりやすい印象があります。

シティポップらしくしたいときは、以下のようなキーワードを組み合わせます。

City pop, 80s Japanese, smooth bass, electric piano, female chorus, nostalgic, midnight drive

「midnight drive(深夜のドライブ)」というニュアンスを入れると、シティポップらしい夜の都会感が出やすい印象です。男性ボーカルにしたければ male vocals、女性ボーカルなら female vocals を追加します。

ステップ4:生成して、好きなほうを選ぶ

「Create」ボタンを押すと、1〜2分ほどで2バリエーションが生成されます。同じ歌詞でもアレンジが違うので、両方聴き比べてピンと来たほうを選びます。

歌詞が思ったように歌われない場合(漢字の読みを間違える、英語が変な発音になるなど)は、Sunoのヘルプドキュメントで紹介されているようにカタカナ表記に直すと改善することがあります。「最後(さいご)」が「もっとも うしろ」と読まれてしまったときは「サイゴ」に書き換える、といった具合です。

試すと気づくこと

生成された曲が思ったよりずっとシティポップに仕上がるケースが多くあります。電子ピアノとベースが効いた、80年代の喫茶店で流れていそうな1曲が流れます。聴いていて、ふと「推しはこんな曲を歌うのが似合うかもしれない」と勝手に想像が広がるような時間があります。

一方で、AIなので完璧ではありません。歌詞の発音が一部おかしかったり、サビの盛り上がりがやや控えめだったりすることはあります。何度か作り直して、納得のいくバージョンが出てきたら保存する、という流れになります。

推し活で使うときに気をつけたいこと

推しの誕生日ソングをSNSに上げる場合、いくつか気をつけたいことがあります。

ひとつめは、推しの本名やグループ名を歌詞に入れないこと。あくまで「ある推し」「あなた」というぼかし方をしたほうが、トラブルを避けやすくなります。

ふたつめは、収益化の扱いです。前述の通り、Sunoの無料プランで作った曲は非商用利用に限られます。広告のついたYouTube動画やTikTokのクリエイターファンドに乗せたい場合は、最初からProプラン以上で作る必要があります。

みっつめは、これがいちばん大事ですが、推しの所属事務所のガイドラインを確認することです。STARTO ENTERTAINMENTやK-POP事務所などは、ファンメイドコンテンツに関する独自のルールを設けていることがあります。「AIで作った曲」を投稿する場合、事務所ルールに反していないか、念のためチェックしてみてください。

「世界に一つだけの贈り物」という感覚

何曲か作っているうちに、これは推しに届ける曲というより、自分自身のための儀式に近いのかもしれない、と感じる瞬間があります。歌詞をひねり出している時間、この1年で推しに支えられた瞬間を思い出している時間。そういう時間こそが、推し活の本体だったのだと気づく場面があります。

推しの誕生日まで、まだ時間があるなら、メモ帳を1枚開いて推しのイメージを書き出してみてください。Sunoはそのメモを、ちゃんと音楽の形にしてくれます。

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