朝のテンション上げ用BGMを、SunoのPersona機能で「いつもの自分」風に揃える

たとえば、こんな朝

平日の朝、目覚ましを止めてからコーヒーを淹れるまでの数分、Spotifyのプレイリストを延々スクロールしてしまう時間があります。気分に合うBGMは意外と見つかりません。「Morning Motivation」のようなプレイリストも、3週間続けると同じ曲ばかりで飽きてきます。好きな曲をシャッフルすると、目が冴える曲と眠くなる曲が混ざってスキップ連打になりがちです。

こんなふうに使える

Sunoの「Persona」という機能を使うと、ボーカル・スタイル・雰囲気が揃ったBGMを何曲でも生成できます。朝専用、夜専用、勉強用と用途別にPersonaを分けて運用できます。既存のプレイリストに飽きた時、「無限に近い自分用BGM」の選択肢が増えます。

想像してみると

朝、スマートスピーカーに「Hey Siri, 朝のプレイリスト流して」と話しかけると、自分の世界観の中でその日初めて聴く1曲が流れます。歌詞は「快晴の金曜の朝」、ボーカルは昨日と同じ落ち着いた男性、ピアノとベースの組み合わせも揃っています。世界観は同じなのに、毎日違う曲が流れる感覚があります。

シャワーを浴び、朝ごはんを食べ、着替える1時間のあいだ、BGMがあるかないかでその日のテンションが少し変わってきます。「自分の世界観の中で、新鮮な1曲」というポジションを、Personaが担ってくれるようになります。

この記事でできること

  • Personaを1つ作ると、ボーカル・スタイル・雰囲気が揃ったBGMを何曲でも生成できる
  • 朝専用、夜専用、勉強用と用途別にPersonaを分けて運用できる
  • 既存のプレイリストを聴き飽きた人にとって、「無限に近い自分用BGM」の選択肢が増える

使うもの: Suno Pro 以上(月額約$10〜、Persona機能は有料プラン限定) かかる時間: 初回設定30分、その後は1曲5分 必要なスキル: スマホかパソコンで文字入力ができれば大丈夫

Personaって何

SunoのPersona(パーソナ)は、公式ブログによれば、「既に生成した曲のボーカル・スタイル・雰囲気を、再利用できるプロファイルとして保存する」機能です。気に入った1曲をテンプレートにして、その世界観のまま新しい曲を量産できる、というイメージがあります。

たとえば、「Lo-fi系のシティポップ、男性ボーカル、明るめのテンポ」という方向で1曲うまくいったら、その曲をPersonaに登録します。次からは、歌詞だけ違う新曲を、同じ世界観で何曲でも作れるようになります。

Personaは、SunoのPro(月額約$10〜)またはPremier(月額約$24〜)プランで利用可能です。無料プランでは使えない機能なので、ここはサブスクリプションが前提になります。公式の機能紹介によれば、200曲分は追加クレジット消費なしで使えて、それ以降は1曲あたり10クレジット(通常の倍)が消費される仕組みがあります。

手順

ステップ1:理想の朝BGM、1曲を作り込む

まず、朝に合う1曲を作ります。これがPersonaのテンプレートになるので、ここに時間をかけます。

スタイル欄には、こんなふうに書きます。

Upbeat lo-fi hip-hop, jazzy piano, warm bass, light drums, instrumental, bright morning, coffee shop, mid-tempo, Japanese city pop influence

「instrumental」と指定すると歌なしのBGMになります。朝に歌詞が入っていると逆に集中の邪魔になる、という場合におすすめです。歌入りが好きなら「soft male humming」とか「light female vocals」を試してみてください。

このスタイルで「Create」を押すと、1〜2分で2バリエーションが出てきます。良いほうを基準に、何度か作り直しながら理想に近づけていきます。スタイル欄に書く単語を入れ替えるだけで雰囲気が変わるので、試行錯誤しやすい仕組みです。

ステップ2:気に入った曲をPersonaに登録する

「これだ」という1曲ができたら、その曲の画面で (ドット3つのメニュー)から「Persona」を作成します。Personaに名前をつけるダイアログが出てくるので、例えば「Morning Coffee」のような名前にします。

このPersonaが、テンプレートとして保存されます。次から新曲を作るときに、このPersonaを選ぶだけで、ボーカルやスタイルが自動で適用されます。

ステップ3:歌詞だけ変えて、量産する

Createの画面で、Personaを選択した状態にすると、スタイル欄を細かく書く必要がなくなります。歌詞(インストの場合はテーマや雰囲気の短い説明)だけを変えて、量産していきます。

「朝のドライブ風」「コーヒーショップの開店前」「雨の月曜の朝」「快晴の金曜の朝」のようにシチュエーションだけ変えていく運用があります。1日3曲、2週間で40曲くらいのライブラリができます。

ステップ4:プレイリストにまとめる

Sunoで作った曲は、MP3でダウンロードできます。Pro以上ならWAVも可能です。ダウンロードした曲をiPhoneの「ファイル」アプリやGoogleドライブに入れて、Apple Musicの「ライブラリに追加」やGoogle Play Musicに入れれば、いつものスマートスピーカーから流せます。

または、Sunoのライブラリ内でプレイリスト機能を使って、朝専用のプレイリストにまとめておくのも便利です。Sunoの公式アプリで再生できます。

試すと気づくこと

Personaを使い始めて1か月ほどすると、朝BGMが「いつもの世界観のまま、毎日違う曲」というバランスに落ち着いてきます。

完全に同じ曲を毎朝聴いていると飽きるし、まったくランダムな曲をシャッフル再生すると気分が散ります。その中間に「自分の世界観の中で、新鮮な1曲」というポジションがあって、Personaはそこを担ってくれる存在になります。

それから、Personaを「朝用」「夜の作業用」「散歩用」と分けて運用するようになると、Spotifyのプレイリスト管理に近い感覚で、自分専用のBGM資産が育っていく感覚が生まれます。

注意点

Personaを使った曲も、SunoのPro/Premierプランで作っていれば商用利用が可能、と利用規約には書かれています。ただし、Personaの元になった曲が他の人のものをCoverしたり、無断でアップロードされた音源をベースにしたものだと、Cover/Remix由来の制約に引っかかる可能性があります。公式のヘルプセンターでも、Remix由来の曲は商用利用不可と明記されています。

完全に1から作った曲をPersonaの元にする、という原則を守れば、トラブルの可能性は下げられます。

それから、Personaの仕様や価格は今後変わる可能性があります。実際に使う前に、Suno公式の料金ページとPersonaの紹介ページを一度確認してください。

「自分専用BGM」という習慣

Personaで作った朝BGMを1か月聴き続けて、朝のテンションが上がるかどうか、という効果を客観的に測るのは難しい部分があります。ただ、平日の朝にスマートスピーカーをオンにすると、自分が作った曲が流れる、という小さな満足感は確かに得られます。

「自分の好きな世界観の音楽を、自分の朝のために量産できる」。これは数年前なら難しかったことです。Sunoという仕組みのおかげで、朝のBGMという小さな領域に、自分の手の届く範囲が広がります。

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