子どもの名前を入れた子守唄をSunoで作ると、夜の儀式が変わる
たとえば、こんな夜
毎晩の寝かしつけ、絵本もネタが尽きてきたな、と感じる夜があります。スマホで「子ども 子守唄 おすすめ」と検索しても、出てくるのはだいたい有名曲のYouTube再生リスト。どこかの誰かに歌われた、誰の名前も入っていない歌たち。子守唄を歌ってあげたい気持ちはあるけれど、音痴を自覚していると、自分の歌声を子どもに聴かせるのは少し申し訳ない気がする夜があります。
こんなふうに使える
Suno に歌詞と雰囲気の指定を渡すだけで、子どもの名前をそのまま歌詞にした子守唄を作れます。ChatGPT で歌詞を整え、Suno に貼り付け、スタイル欄に Gentle lullaby, female vocals, soft piano, music box, slow tempo, Japanese のような指定を入れる流れです。「[Verse]」「[Chorus]」のタグで構成を伝えれば、1〜2分で2バリエーションの曲が成り立ちます。
想像してみると
夜、子どもを寝かしつけたあと、スマホのメモアプリを開いて、子どもがいま反応する言葉を書き出してみる。「ハナ」「白いうさぎのみみちゃん」「右手の親指をくわえる」「あなたが生まれてきてくれてありがとう」。これを下敷きに、Suno の歌詞欄に「[Verse] おやすみ ハナちゃん / 今日もよく遊んだね / みみちゃんと一緒に / ふとんにくるまろう」と打ち込む。スタイル欄には Gentle lullaby, music box, slow tempo, Japanese と入れる。Create ボタンを押して2分待つと、ピアノ主体とストリングス主体の2バリエーションが届く。寝る前のテスト時間に小さなスピーカーで流してみると、子どもが目を丸くして「これ、誰の歌?」と聞いてくる。「ハナちゃんの歌だよ」と答えると、「もう一回」と返ってくる。3週間ほどで、子どもがサビの「おやすみ おやすみ」を自分で口ずさみ始める――そんな時間が流れます。
この記事でできること
毎晩の寝かしつけ、絵本もネタが尽きてきたな、と感じる夜があります。スマホで「子ども 子守唄 おすすめ」と検索しても、出てくるのはだいたい有名曲のYouTube再生リスト。どこかの誰かに歌われた、誰の名前も入っていない歌です。Sunoという音楽生成AIなら、子どもの名前をそのまま歌詞にした子守唄を、自分の手で作れます。
- 子どもの名前を入れた、世界に一つだけの子守唄が30分ほどでできる
- 寝る前の儀式が、絵本だけでなく「あなたのうた」という新しい習慣に変わる
- 子どもが反応するワード(好きなぬいぐるみ、家族の名前)も歌詞に組み込める
使うもの: Suno(無料プランでも試せます) かかる時間: 約30分 必要なスキル: スマホで文字入力ができれば大丈夫
「絵本がもう30冊」の限界
4歳の子どもが絵本を読まないと寝ないという家庭は珍しくありません。絵本は気がつけば30冊以上あって、ローテーションで毎晩2〜3冊を選ぶ。でも親のほうが先に飽きてきます。「またこの本?」と思いながら読む声には、たぶん子どもにも伝わる退屈さがあります。
子守唄を歌えればいいのですが、音痴を自覚している親にとって、自分の歌う声を子どもに聴かせるのは少し申し訳ない気持ちになります。「Suno で子どもの名前を入れた歌を作れる」という情報に行き当たって、試してみる――そんな流れがあります。
Sunoとは
Suno(スノ)は、文章を入力すると曲を作ってくれるAIサービスです。歌詞も雰囲気も、すべて言葉で指示するだけで、1〜2分でメロディと歌声付きの曲が完成します。
無料プラン(Free)でも1日に10曲程度作れるので、子守唄1曲を作って試すには十分です。ただし無料プランで作った曲は非商用利用に限られると公式の利用規約で定められています。家の中で家族が聴く分にはまったく問題ありませんが、YouTubeで広告を貼ったり、SNSで収益化したりする場合は有料プラン(月額約$10〜)が必要です。
子守唄の歌詞を書いてみる
ステップ1:子どもがいま反応する言葉を集める
歌詞を考える前に、メモアプリを開いて、今の子どもが好きなものを書き出します。
- 名前(フルネームじゃなく、家での呼び名のほうが響きが良いです)
- 好きなぬいぐるみ・キャラクター
- 寝る前にいつもしている動作(お気に入りの毛布をぎゅっと握る、など)
- 親が子どもに伝えたいひとこと
たとえばこんな感じです。
名前:ハナ
好きなぬいぐるみ:白いうさぎの「みみちゃん」
寝る前の癖:右手の親指をくわえる
伝えたいこと:あなたが生まれてきてくれてありがとう
ステップ2:Sunoの歌詞欄に入れる
suno.com を開いて、Googleアカウントなどでログインします。「Create」を押して、画面右上の「Custom」というスイッチをオンにします。
歌詞欄にはこんなふうに書けます。
[Verse]
おやすみ ハナちゃん
今日もよく遊んだね
みみちゃんと一緒に
ふとんにくるまろう
[Chorus]
おやすみ おやすみ
明日も笑っていようね
おやすみ おやすみ
ママがそばにいるよ
[Verse]
お月さま 見てごらん
あなたを照らしてる
夢の中でも 探しに行こう
小さな手をつないで
歌詞の中の [Verse] [Chorus] というのは、SunoにAメロとサビを伝えるための合図です。これを書いておくと、曲の構成がはっきりします。
ステップ3:スタイル欄に「子守唄」を指定する
「Style of Music」という欄に、雰囲気を英語で入れます。子守唄らしくしたい場合は、こんな指定がおすすめです。
Gentle lullaby, female vocals, soft piano, music box, warm strings, slow tempo, Japanese, sleeping baby
「music box(オルゴール)」というワードを入れると、寝かしつけにぴったりの優しい音色になります。「slow tempo」も忘れずに入れてください。これがないと、ノリの良いポップスに仕上がってしまうことがあります。
ステップ4:「Create」を押して、生成を待つ
ボタンを押すと、1〜2分で2バリエーションが生成されます。同じ歌詞でも、ピアノ主体のものとストリングス主体のものなど、雰囲気が異なる2曲が出てきます。両方を寝る前のテスト時間に聴かせて、子どもの反応が良かったほうを選ぶ運用が現実的です。
名前の発音は要チェック
最初の生成では、名前が変な発音で歌われることがあります。「ハナ」が「ハーナー」と間延びしたり、漢字を入れると「あお」が「あおー」になったりします。
Sunoの公式系のドキュメントでも、日本語の発音問題に触れています。対処法としては、歌詞をひらがなやカタカナで書いて、Sunoが読み間違えにくくする、というのが定番です。
「凛々(りり)ちゃん」と書きたかったら「リリちゃん」に、「翔(しょう)くん」なら「ショウくん」と書きます。子どもの名前は親にとって特別なので、ここの発音は何度か作り直してでも納得したほうがいいです。
毎晩流してみた結果
完成した子守唄を寝る前の絵本のあとに小さなスピーカーで流すと、最初の夜には「これ、誰の歌?」という反応が返ってくることがあります。「ハナちゃんの歌だよ」と答えると、目を丸くして「もう一回」と言ってくる――そんな夜が訪れます。
3週間ほど続けると、子どもが自分で口ずさむようになる場合もあります。サビの「おやすみ おやすみ」のところだけでも、嬉しそうに歌う。これは絵本では起きにくい現象です。
注意点
ひとつだけ気をつけたいのは、Sunoで作った曲をSNSにアップする場合の判断です。子どもの本名や顔写真と一緒に曲を投稿すると、個人情報の観点で気になる場面があるかもしれません。家族の中だけで楽しむのが、いちばん安心できる使い方だと思います。
それから、AIの生成曲はいつでもまったく同じものを再現できるわけではありません。気に入った曲ができたら、Sunoのライブラリに保存しておくか、MP3でダウンロードして家のスマートスピーカーやスマホに残しておくことをおすすめします。
「あなたの歌」があるという感覚
絵本は誰かが書いた物語ですが、子どものために作った子守唄は、その子のためだけにある歌です。歌詞の中に名前が入っているだけで、子どもは「これは私の歌だ」と感じてくれるようです。
毎晩の寝かしつけが少し楽しみになります。歌詞は数か月に1回、子どもが好きになったものに合わせて作り直す運用ができます。「みみちゃん」が「アンパンマン」に置き換わったり、寝る前の癖が「親指をくわえる」から「布団の角を触る」に変わったり。子どもの今を、歌の形で残しておける――それが、思っていた以上に嬉しいポイントになります。