Cometブラウザのサイドバーに住むAssistantと、毎日の調べ物ができる
たとえば、こんな夜
個人開発のSaaSをいくつか運用しながら、英語の論文を読み込んでいる夜。ブラウザのタブはすぐ30個を超えます。「この単語の意味調べたい」「この企業の最新ニュース」「この技術ブログのコードの意図」と、検索のたびに新しいタブが増えて、午後にはどれを開いていたか分からなくなる瞬間があります。ChatGPTやClaudeを使えば答えは返ってきますが、別タブを開いて、コピペして、貼り付けて、質問する工程が重い距離が残ります。同じことを1日に20回やっていたら、それだけで30分は消えます。
こんなふうに使える
今見ているページを文脈にAIに質問できます。タブを増やさず、サイドバーで答えが返ってきます。価格比較・要約・翻訳・「このページの主張は何か」が右側で完結します。
想像してみると
PerplexityのCometブラウザをダウンロードして開いてみる。英語の長い技術ブログを読んでいる途中で、右側のサイドバーに「このページの結論を3行で日本語で」と打ち込んでみると、タブを増やさずに要約が並ぶ流れがあります。Amazonの商品ページを開いた状態で「同じ価格帯で、レビュー評価がこれより高い代替商品は」と聞けば、サイドバーが「他の候補3つ」を引用元URLつきで返してくる感覚があります。論文の途中で意味のわからない用語が出てきたら、その場で文脈つきの説明が流れます。夜の作業中に「Hey Comet、この画面の意味教えて」と声で聞けば、考えごとをしゃべりながら作業するパートナーがいる感覚に近い時間が流れます。
この記事でできること
「調べ物」のたびにタブが増えていくのを止めたいとき、PerplexityのCometというAIブラウザの使い方を紹介します。サイドバーに常駐するAssistantが、今開いているページを文脈として理解した上で答えてくれます。
- 今見ているページを文脈にAIに質問できます
- タブを増やさず、サイドバーで答えが返ってきます
- 価格比較・要約・翻訳・「このページの主張は何か」が右側で完結します
使うもの: Comet(Perplexityが配布しているブラウザ、無料)
かかる時間: ダウンロードと初期設定で約10分
必要なスキル: ChromeかEdgeを使えるレベルでOK
Cometを入れて、サイドバーで会話を始める
Cometは、Chromiumベースの普通のブラウザです。見た目はChromeにほぼ近くて、拡張機能もそのまま動きます。違うのは、画面の右側に「Comet Assistant」のサイドバーが常駐していること。Perplexityは2026年3月にCometを全プラットフォームで無料化しています。
たとえば、英語の長い技術ブログを読んでいるとき。普段ならコピペしてClaudeに貼り付けて「要約して」とお願いするところを、Cometでは右側のサイドバーに「このページの結論を3行で日本語で」と打ち込むだけで、サイドバーに要約が出ます。タブは増えません。
個人開発で機材を選ぶときも、Amazonの商品ページを開いた状態で「同じ価格帯で、レビュー評価がこれより高い代替商品は」と聞けば、サイドバーが「他の候補3つ」を引用元URLつきで並べてくれます。新しいタブを開いて検索し直す必要がありません。
英語論文を読んでいる途中で意味の分からない用語が出てきたら、その場で「この文章の中の◯◯という用語、文脈に沿って説明して」と聞けば、論文全体の文脈を踏まえた説明が返ってきます。これがけっこう精度が良いです。
Voiceで「ハンズフリー調べ物」
Cometには音声モードもついています。Bolt.newでプロトタイプを動かしているときや、Cursorで集中して書いているとき、片手でキーボードを打ちながら「Hey Comet、この画面の意味教えて」と声で聞けば、サイドバーに答えが出ます。
声で聞くのはまだ最初は気恥ずかしさがあるかもしれませんが、夜に部屋でひとりで作業しているときは、これがけっこう自然に馴染みます。「考えごとをしゃべりながら作業するパートナー」がいる感覚に近い時間が流れます。
注意点:常駐型は癖になる
サイドバーが常駐していると便利な反面、「とりあえずAssistantに聞く」のが癖になりすぎる副作用もあります。本来なら自分で考えるべき設計判断まで、つい聞いてしまう。これをやり続けていると、自分の頭が鈍る感覚もあります。
おすすめなのは、「事実の確認」「翻訳」「要約」のような作業はCometに任せて、「アーキテクチャをどう組むか」「このプロダクトを誰に向けて売るか」のような判断は、Cometを閉じて自分のノートに書く、という使い分け。
あと、ログインしているサービスのページを開いた状態でAssistantに見せると、当然そのページ内容を読み取ります。プライバシーが気になるページでは、サイドバーを閉じておくか、Cometの設定で「このサイトでは無効」にしておく方が安心です。
ブラウザを変えるだけで、生活が変わる
ブラウザは1日のうち一番長く触っているソフトのひとつです。そこに「文脈を理解する相棒」が住むようになると、思っていたより日常の調べ物の体験が変わります。
タブを30個開く癖は、Cometを使い始めて1ヶ月でほぼなくなる流れもあります。10個前後で、調べたいことはサイドバーで完結し、終わったらタブを閉じるリズムが自然になる感覚があります。
無料で配布されているので、まずは普段使いのブラウザと並行して、サブで入れてみる試し方が気軽です。サイドバーに相棒が住んでいる感覚を一度知ると、たぶん戻れなくなります。