お正月にAIと「今年の漢字(個人版)」を決める方法
たとえば、こんな元日の朝
おせちを食べ終わってお茶を淹れる元日の朝があります。「去年はどんな年だった?」と家族に聞かれて、「まあまあだった」「忙しかった」「あっという間だった」のどれかで返してしまう時間が流れます。手帳を見返せば3月の引っ越し、7月の資格取得と個別の出来事は思い出せても、全体として「何の1年だったか」を一言にまとめるのは意外と難しい場面があります。
こんなふうに使える
1年間の出来事をAIに伝えるだけで、それを象徴する漢字と理由が提案されます。漢字を選ぶ過程で、自分が何に力を注いだ1年だったかが見えてきます。選んだ漢字をもとに、来年の目標や方向性を考えるきっかけが生まれます。家族や友人と発表し合うと「そんなことがあったんだ」と知らなかった一面が見える場にもなります。
想像してみると
元日、こたつでスマホを開いて、ChatGPTに「今年の出来事から私の今年の漢字を選んでほしい。候補3つと理由を教えて。1月転職活動、3月入社、4月一人暮らし開始、5月帰省で家族集合、7月初の大型プロジェクト、9月成功、10月ジョギング開始、12月ハーフマラソン完走。前半は不安、後半は自信」と打ち込んでみる。数秒で「踏:新しい一歩を踏み出した年」「拓:未知の領域を開拓した年」「走:仕事もプライベートも走り続けた年」と3つの候補と理由が並びます。眺めながら「拓がしっくりくる」と選んで、続けて「拓を書道風のイラストにして」と頼むと、手帳の最初のページに貼れる画像が生成される——そんな展開が描けます。
この記事でできること
毎年12月に発表される「今年の漢字」は日本全体の振り返りですが、自分自身の1年を漢字一文字で表すとしたら? ChatGPT(スマホで使える無料のAIチャット)にこの1年の出来事を伝えて、「自分だけの今年の漢字」を選んでもらう方法を紹介します。
- 1年間の出来事をAIに伝えるだけで、それを象徴する漢字と理由が提案されます
- 漢字を選ぶ過程で、自分が何に力を注いだ1年だったかが見えてきます
- 選んだ漢字をもとに、来年の目標や方向性を考えるきっかけになります
使うもの: ChatGPT(無料版でOK) かかる時間: 15〜20分 必要なスキル: なし
1年の振り返りが「なんとなく」で終わる
「今年の漢字(個人版)」は、この振り返りを楽しみながらやるための方法です。漢字一文字に凝縮する作業を通じて、バラバラだった1年の記憶が1つのテーマとしてまとまる流れが生まれます。
やり方:1年の出来事をAIに渡す
ステップ1:今年あった出来事を箇条書きで出す
きれいにまとめる必要はありません。思いつくまま書き出します。
今年1年の出来事から「私の今年の漢字」を選んでほしい。
候補を3つ挙げて、それぞれ選んだ理由も教えて。
今年の主な出来事:
- 1月:転職活動を始めた
- 3月:新しい会社に入社
- 4月:一人暮らしを始めた
- 5月:GWに実家に帰省。久しぶりに家族全員が集まった
- 7月:仕事で初めて大きなプロジェクトを任された
- 9月:プロジェクトが成功して上司に褒められた
- 10月:ジョギングを始めた
- 12月:初めてハーフマラソンに参加した
感情的なこと:
- 前半は不安が大きかったけど、後半は自信がついてきた
- 新しい環境に飛び込んだ年だった
ステップ2:AIの提案を読む
ChatGPTは3つの候補と理由を返してくれます。
「踏:転職・一人暮らし・マラソンと、新しい一歩を踏み出す場面が多かった1年。“踏み出す”がこの年のテーマです」
「拓:新しい会社、新しい住まい、新しい趣味と、未知の領域を開拓した年。前半の不安を乗り越えて後半に自信をつけた流れとも合います」
「走:仕事もプライベートも”走り続けた”1年。ジョギングを始めてハーフマラソンに出たことが象徴的です」
ステップ3:自分で1つを選ぶ
AIの提案を見て「しっくりくるもの」を選びます。どれもピンと来なければ「もっと内面的な変化に焦点を当てた漢字はない?」と追加で聞くこともできます。
選んだ漢字を手帳の最初のページに書いたり、SNSに投稿したり、年賀状に添えたりする人もいます。
「今年の漢字」× AI の広がり
OpenAIは2025年12月に「Your Year with ChatGPT(あなたの1年間のChatGPTまとめ)」機能をリリースしました。ChatGPTとの1年間のやりとりを振り返る公式機能で、利用スタイルに応じた称号やポエムが自動生成されます(※2025年12月時点では米・英・加・NZ・豪のみの提供で、日本ではまだ利用できません)。
「10大ニュース」をChatGPTに読み込ませて今年の漢字を予測させる実験も登場しており、同じアプローチを個人の年間の出来事に応用する使い方が広がっています。漢字選びだけでなく来年の目標設定まで一貫して行えるプロンプトも公開されており、振り返りと抱負を一連の流れでまとめる使い方が定着しつつあります。
さらに楽しむアイデア
選んだ漢字をChatGPTの画像生成機能で「書道風のイラスト」にしてもらうのも面白い方法です。「“拓”という漢字を、力強い筆文字風に描いて」と頼むと、年賀状やSNSのプロフィールに使える画像が生成されます。
家族や友人と一緒にやるのもおすすめです。それぞれの1年を漢字一文字で発表し合うと、「そんなことがあったんだ」と知らなかった一面が見える場になります。
気をつけたいこと
AIが選ぶ漢字は「ポジティブな方向」に寄りがちです。辛い1年だった場合も「成長」「忍」のように前向きにまとめようとする傾向がある。もし「正直に今年の大変さを反映した漢字がほしい」という場合は、そう伝えてみてください。
振り返りの出来事を詳しく書くほど、AIの提案も的確になります。「仕事が忙しかった」より「7月に初めてプロジェクトリーダーを任された」のように、具体的に書くのがコツです。
まとめ
1年を漢字一文字にまとめるという作業は、シンプルに見えて意外と深い振り返りになります。AIに出来事を渡すだけで候補と理由が出てくるので、手帳を見返しながら15分あれば終わる流れがあります。お正月の少しゆったりした時間に、自分だけの「今年の漢字」を選べます。去年の自分が何を頑張っていたか、思った以上にクリアに見えてくる朝があります。