子供に読み聞かせた絵本のリストをAIに見せると「好みの傾向」がわかる
たとえば、こんな寝かしつけの時間
布団の上で4歳の子が「もう1回読んで!」とせがむ絵本があります。一方で、開いた瞬間から指で本を閉じようとする絵本もある。何が違うのか、絵のタッチなのか、登場人物の数なのか、ストーリーの長さなのか。親の直感では「動物が好きなのかも」までは見えても、その先がぼやけたまま、毎晩の読み聞かせが続く時間が流れます。
こんなふうに使える
本棚にある絵本のタイトルを「何度もリクエストされたAグループ」と「あまり反応が良くなかったBグループ」に分けて10〜20冊書き出し、ChatGPT に違いの分析を頼める形です。「登場人物の数、テーマ、文のリズム」のような切り口で共通点を言語化してもらえる仕組みです。さらに「傾向を踏まえて図書館で借りられる絵本を5冊提案して」と続けることで、棚の前で迷う時間を減らせる流れが組めます。
想像してみると
寝かしつけを終えてリビングに戻る夜、紅茶を淹れてからスマホを開く時間があります。本棚を写真に撮って、お気に入りと反応の薄かった絵本のタイトルをChatGPT に並べ、「うちの子の好みの傾向を教えて」と打ち込んでみる。返ってくるのは、「Aグループの共通点は登場人物1〜3人、『食べる』『大きくなる』など身体感覚のテーマ、繰り返しのリズム。Bグループは登場人物5人以上、抽象的な感情がテーマ」という分析です。「次に図書館で借りるならこの5冊」と具体的な提案が続きます。「明日の図書館、もう棚の前で固まらなくて済む」と紅茶のカップを置く、そんな夜が訪れます。
この記事でできること
お子さんに読み聞かせた絵本、何冊くらいありますか。タイトルをリストにしてChatGPTに渡すと、お子さんがどんなタイプの絵本を好むか、傾向が見えてきます。
- 読み聞かせた絵本のリストをChatGPTに渡すと、テーマ・画風・ストーリーの傾向を分析してくれる
- 「動物が出てくる話が多い」「冒険モノより日常系が好き」など好みのパターンが見つかる
- 傾向をもとに「次に読んであげるといい絵本」を提案してもらえる
使うもの: ChatGPT(無料版でOK)
かかる時間: 約10分
必要なスキル: 絵本のタイトルをリストにできればOK
「この絵本は好き」「これはイヤ」の法則を知りたい
読み聞かせをしていると、お子さんの反応が絵本によってまったく違うことに気づきます。ある絵本は「もう1回!」とせがまれるのに、別の絵本はページの途中で飽きてしまう。
何が違うのか。絵のタッチなのか、登場キャラクターなのか、ストーリーの展開なのか。親の直感では「動物が好きなのかな?」くらいは分かるものの、もう少し深い分析は難しいです。
ChatGPTに読み聞かせた絵本のリストを渡すと、「この子は繰り返し表現がある絵本に反応が良いようです」「食べ物が出てくるストーリーに偏りがあります」のように、親が言語化できなかったパターンを指摘してくれます。
やり方:タイトルをリストにして送るだけ
ステップ1:絵本のタイトルをリストアップする
本棚にある絵本のタイトルを10〜20冊書き出します。「読み聞かせた回数が多い絵本」と「すぐ飽きた絵本」を分けて書くと、分析の精度が上がります。
ステップ2:ChatGPTに傾向を分析してもらう
リストをChatGPTに送って、こう頼みます。
「以下は4歳の子供に読み聞かせた絵本のリストです。Aグループは何度もリクエストされた絵本、Bグループはあまり反応が良くなかった絵本です。AとBの違いを分析して、この子の好みの傾向を教えてください」
ステップ3:分析結果と次の絵本の提案を受け取る
AIはこんな分析を返してくれます。
「Aグループの共通点として、①登場キャラクターが少ない(1〜3人)②『大きくなる』『食べる』など身体感覚に関わるテーマが多い ③文のリズムが繰り返し構造になっている、という傾向が見られます。Bグループは①登場人物が5人以上で関係性が複雑 ②抽象的な感情(さびしい、くやしい)がテーマ ③文が長い、という特徴があります」
さらに「この傾向をもとにおすすめの絵本を3冊提案します」と続けてくれます。AIが推薦する絵本の中に「それ、知らなかった!」という発見があることも珍しくありません。
年齢ごとの変化も追える
半年後にもう一度同じ分析をすると、お子さんの好みの変化が見えます。3歳のときは繰り返し絵本が好きだったのに、4歳になるとストーリーのある絵本を好むようになった——そういう成長の記録としても使えます。
「去年のリストと今年のリストを比較して、好みの変化を教えてください」と頼めば、AIが成長の軌跡を言語化してくれます。
図書館で絵本を選ぶときの武器になる
図書館の絵本コーナーで「何を借りよう」と迷う場面は多いものです。事前にChatGPTから「この子にはこういうタイプの絵本が合います」というアドバイスをもらっておけば、棚の前で悩む時間が減ります。
「この子は食べ物が出てくる絵本が好きです。図書館で借りられるおすすめを5冊教えてください」と聞けば、具体的なタイトルが出てきます。AIの提案を全部採用する必要はありませんが、「選ぶ基準」が明確になるだけで図書館がもっと楽しくなります。
「好み」は正解ではなく手がかり
AIの分析はあくまで傾向の推測であり、お子さんの好みを100%正確に当てられるわけではありません。分析では「冒険モノが苦手」と出ていても、特定の冒険絵本にはドはまりすることもあります。
分析結果は「次の絵本を選ぶときの手がかり」として使うくらいがちょうどいいものです。お子さんの「もう1回!」の顔を見ながら、好みのパターンを一緒に探していくのも読み聞かせの楽しみのひとつとしてあります。