ブックマーク300件をAIに整理させると「自分の関心マップ」ができる
たとえば、こんな夜
ブラウザを開くたびに、ブックマークバーが「未整理」フォルダで埋まっている景色があります。「あとで読もう」と思って保存したページが、気づけば300件、500件。フォルダ分けしようとしても、量が多すぎて手がつけられない。結局スクロールして「ふーん」と眺めて閉じる、そんな夜があります。
こんなふうに使える
ブックマークのタイトル(URLは省略してOK)を ChatGPT に貼り付けて「テーマやジャンルごとに分類して、どのジャンルが多いか割合も教えてください」と頼むと、「テクノロジー42%、料理18%、旅行15%…」のような関心マップが組めます。Chrome の「ブックマーク マネージャー」から HTML 形式でエクスポートする方法もありますが、まずはタイトルを30〜50件コピーするだけで分析が成り立ちます。半年後にもう一度やれば、関心の変化を追える仕組みです。
想像してみると
夜、パソコンの前でブックマークバーを開いて、上から50件ほどのタイトルをコピーしてみる。ChatGPT の入力欄に貼り付けて、「以下はブラウザのブックマーク一覧です。テーマやジャンルごとに分類してください。分類後に、どのジャンルが多いか数えて、割合も教えてください」と添えて送る。1分で返ってくるのは、「テクノロジー・プログラミング:42件(42%)、料理・レシピ:18件(18%)、旅行・観光:15件(15%)、デザイン・アート:12件(12%)、健康・フィットネス:8件、その他:5件」という整然とした一覧。「テクノロジーが4割か」と数字で見ると、自分の偏りが一目で分かる。「デザインに興味があったのか」と、自覚のなかった分野にも気づく。続けて「2年以上前に保存されたもので、もう読まなそうなものを抽出して」と頼むと、削除候補のリストが返ってくる。15分で、300件のブックマークが100件に減って、ブックマークバーがすっきりする、そんな時間が流れます。
この記事でできること
- ブックマークのURLとタイトルをChatGPTに渡すと、テーマ別に自動分類してくれる
- 分類結果をもとに「どのジャンルにブックマークが集中しているか」が数値で分かる
- 自分でも気づかなかった興味の傾向や、もう読まないブックマークの整理にも使える
使うもの: ChatGPT(無料版でOK)+ ブラウザのブックマーク
かかる時間: 約15分
必要なスキル: ブックマークをエクスポートできればOK
やり方:ブックマークを書き出してAIに渡す
ステップ1:ブックマークを書き出す
方法A:ブックマークのタイトルを手動でコピーする(一番簡単)
ファイルの操作に慣れていない方は、こちらの方法がおすすめです。
- Chromeのブックマークバーやブックマーク一覧を開く
- ブックマークのタイトル(サイト名)を見ながら、メモ帳やChatGPTに直接入力する
- 30〜50件くらいコピーすれば分析には十分です
「タイトルだけ」でもAIは内容を推測してジャンル分けしてくれます。URLは省略してOKです。
方法B:HTMLファイルでエクスポートする(大量データ向け)
100件以上のブックマークをまとめて分析したい場合は、エクスポート機能を使います。Chromeの場合、右上の「⋮」メニュー →「ブックマークと閲覧履歴」→「ブックマーク マネージャー」→右上の「⋮」→「ブックマークをエクスポート」を選ぶと、HTMLファイルがダウンロードされます。
このHTMLファイルをメモ帳で開くと、ブックマークのタイトルとURLが一覧で見えます。全部コピーする必要はなく、100件程度(最初の3分の1くらい)をコピーすれば分析には十分です。
ステップ2:ChatGPTに分類を依頼する
コピーしたブックマークのリストをChatGPTに貼り付けて、こう頼みます。
「以下はブラウザのブックマーク一覧です。テーマやジャンルごとに分類してください。分類後に、どのジャンルのブックマークが多いか数えて、割合も教えてください」
ステップ3:分類結果を見て「関心マップ」を作る
AIが返す分類結果はこんな感じです。
- テクノロジー・プログラミング:42件(42%)
- 料理・レシピ:18件(18%)
- 旅行・観光:15件(15%)
- デザイン・アート:12件(12%)
- 健康・フィットネス:8件(8%)
- その他:5件(5%)
「テクノロジーが4割か」と数字で見ると、自分の関心の偏りが一目瞭然です。逆に「デザインに興味があったのか」と、自覚のなかった分野に気づくこともあります。
ブックマークの「断捨離」にも使える
分類結果を見て「このジャンルはもう興味がないな」と思ったら、そのカテゴリのブックマークをまとめて削除できます。AIに「この中で2年以上前に保存されたもので、もう読まなそうなものを抽出してください」と頼めば、削除候補のリストも作ってくれます。
300件が100件に減るだけで、ブックマークバーの使い勝手はずいぶん変わります。
もう一歩:定期的に「関心の変化」を追う
半年後にもう一度同じ作業をすると、「半年前と比べてどう変わったか」が見えます。前回はテクノロジーが多かったのに、今回は料理が増えている。投資関連が新しく登場した——そういう変化を追っていくと、自分の関心がどう移り変わっているかの記録になります。
日記や手帳に「最近何に興味がある?」と書くのは照れくさいけれど、ブックマークの分析結果なら客観的なデータとして受け取れます。自分の興味の変遷を知ることは、転職や趣味を探すタイミングでも役に立つかもしれません。
プライバシーに関する注意
ブックマークの内容にはプライベートな情報が含まれることがあります。銀行のログインページ、医療情報、個人的なアカウントのURLなど、ChatGPTに送りたくないものは事前に除外してください。
タイトルとURLだけでも、その人がどんなことに関心を持っているかは推測できてしまいます。ChatGPTに送ったデータの扱いが気になる場合は、URLを省いてタイトルだけを送る方法もあります。
ブックマークの整理は「いつかやろう」と思いながら永遠に手をつけないタスクの代表格です。AIに投げるだけで整理と自己分析が同時にできるなら、15分の投資としては悪くないのではないでしょうか。