ペットの写真3,000枚をAIに見せると「うちの子の表情図鑑」が作れる

たとえば、こんな夜

ソファに寝そべる犬の隣で、スマホのカメラロールを開いてみる時間があります。ごはんを食べている姿、丸まって眠っている姿、ふとした瞬間の変な顔。3,000枚を超えたカメラロールをスクロールしても、似たような写真が延々と続くだけで、「あの可愛い顔どこだっけ」と探すのも面倒になっていく。撮っただけで見返さない写真が積み上がっていく、そんな夜があります。

こんなふうに使える

Claude にペットの写真を10枚ずつ添付して「表情やシーンごとに分類して、それぞれに短いタイトルと、どんな気持ちに見えるかのコメントをつけてください」と頼むと、「おねだり顔」「完全オフモード」「警戒モード」のような表情カテゴリに振り分けられた一覧が組めます。20枚で「うちの子の表情図鑑」が成り立ちます。Anthropic 公式のヘルプによれば、Claude 無料版は1メッセージに複数枚の画像を添付できる仕組みで、図鑑づくりの作業と相性が良いといえます。

想像してみると

犬が寝息を立てている横で、スマホのカメラロールを遡って「特にお気に入り」「よく見る表情」「レアな変顔」を20枚ほど選んでみる。Claude のアプリかブラウザを開いて、10枚を添付して「この犬の写真を見て、表情やシーンごとに分類してください。それぞれに短いタイトルと、どんな気持ちに見えるかのコメントをつけてください」と打ち込んでみる。1分で返ってくるのは、「写真1:おねだり顔。上目遣いで口元が少し開いています。おやつを期待しているときによく見られる表情です」「写真2:完全オフモード。仰向けでお腹を見せて爆睡中。安心しきっている証拠ですね」というような、1枚ずつへの言葉。残り10枚も送って、最後に「今までの分類結果を表情カテゴリごとに整理してください」と頼むと、「甘え系」「おすまし系」「爆睡系」「警戒系」という章立てに揃う。スマホのアルバム機能でフォルダを作って振り分けてみると、ただのデータだったカメラロールが「うちの子の記録」に変わっていく、そんな時間が流れます。

この記事でできること

  • ペットの写真をAIに見せて「怒り顔」「甘え顔」「爆睡」など表情・シーン別に分類できる
  • 分類結果をもとに「うちの子図鑑」としてアルバムやスライドにまとめられる
  • 「この顔はどういう気持ち?」とAIに聞くと、犬や猫の感情についての豆知識も返ってくる

使うもの: Claude(無料)またはChatGPT(有料版 Plus 推奨)
かかる時間: 約15分(写真20枚分の場合)
必要なスキル: スマホで写真を選んで送れればOK

ChatGPTの無料版は画像のアップロードが1日2枚までに制限されているため、20枚の写真を分析するこのワークフローには向きません。**Claude無料版(30〜100メッセージ/日、1メッセージに複数枚添付可能)**かChatGPT Plus(50枚/日)の利用がおすすめです。

やり方:写真を選んでChatGPTに送るだけ

ステップ1:カメラロールから20枚ほど選ぶ

まず、ペットの表情がよく写っている写真を20枚くらい選びます。3,000枚すべてを送る必要はありません。「特にお気に入り」「よく見る表情」「レアな変顔」など、バリエーションがあると図鑑らしくなります。

一度に送れる画像枚数はClaude無料版で複数枚(10枚程度)対応しているので、10枚ずつ2回に分けて送ります(ChatGPTで行う場合は有料版Plusが必要)。

ステップ2:写真を送って分類を依頼する

ChatGPTアプリを開いて、写真を添付し、こんなメッセージを送ります。

「この犬(猫)の写真を見て、表情やシーンごとに分類してください。それぞれに短いタイトルと、どんな気持ちに見えるかのコメントをつけてください」

返ってくる回答の例として、次のような分類があります。

  • 写真1:「おねだり顔」 — 上目遣いで口元が少し開いています。おやつを期待しているときによく見られる表情です
  • 写真2:「完全オフモード」 — 仰向けでお腹を見せて爆睡中。安心しきっている証拠ですね
  • 写真3:「警戒モード」 — 耳がピンと立って、何か音が聞こえた瞬間のようです

ステップ3:分類結果をまとめて「図鑑」にする

20枚分の分類が終わったら、ChatGPTに「今までの分類結果を表情カテゴリごとに整理してください」と頼みます。すると「甘え系」「おすまし系」「爆睡系」「警戒系」のようにグループ分けしてくれます。

この結果をもとに、スマホのアルバム機能でフォルダを作って振り分ければ「うちの子の表情図鑑」の完成です。Googleスライドやcanvaで1ページずつ写真とコメントを配置すれば、友人に見せたり印刷したりもできます。

もう一歩踏み込む:AIに「この表情の意味」を聞く

分類だけでなく、「犬がこういう顔をするとき、一般的にはどんな気持ちなのですか?」と聞いてみるのもおすすめです。

たとえば「口角が上がっているように見えるけど、犬は笑うの?」と聞くと、「犬のリラックスした口元は人間の微笑みに似ていますが、感情の仕組みは異なります。ただし飼い主の表情を模倣するという研究報告もあります」のように返ってきます。

何年も一緒に暮らしていても知らなかった豆知識が出てくることがあって、これが意外と楽しいポイントです。

コツと注意点

写真は明るい場所で撮ったものの方が、AIの認識精度が上がります。暗い部屋や逆光の写真だと「よく見えません」と言われることがあるので、そういう写真は省いた方がスムーズです。

また、AIのコメントはあくまで画像の見た目からの推測です。「この顔は怒っています」と言われても、実際はあくびの途中だったということも当然あります。正確な感情診断ではなく、飼い主としての楽しみ方のひとつとして捉えるのがちょうどいいでしょう。

撮りっぱなしの写真が「うちの子の記録」になる

ペットと過ごせる時間には限りがあります。毎日何気なく撮っている写真も、まとめて振り返ると「この頃はまだ子犬だったな」「最近はこの顔が増えたな」と気づくことがあります。

AIはあくまで分類と言語化を手伝ってくれるだけですが、それだけでカメラロールの写真が「ただのデータ」から「うちの子の記録」に変わる感覚があります。週末に20枚だけ選んで試してみてください。